見積もりの返答や納品準備をGoogleスプレッドシートで管理していると、期限を過ぎた案件が一覧の下に埋もれがちです。条件付き書式を使えば、期限が昨日以前で、状態が「完了」以外の行にだけ色を付けられます。

たとえば、昨日が期限でも、もう終わった案件は通常の表示に戻ります。期限が今日の行はそのままで、期限が未入力の行にも色は付きません。ここでは、日付単位で管理する4列の一覧を使います。

まず、期限と状態の列をそろえる

1行目に見出しを置き、2行目から案件を入れます。例では、C列が期限、D列が状態です。C列には 2026/11/5 のように、シートが日付として認識する値を入力します。

A列 案件 B列 担当 C列 期限 D列 状態
見積もりを返す 担当A 2026/11/5 未着手
請求書を確認する 担当B 2026/11/5 完了
納品日を連絡する 担当A 2026/11/6 対応中
資料を提出する 担当B 2026/11/9 未着手
打ち合わせを調整する 担当A 未着手

条件付き書式で行全体に色を付ける

パソコン版のGoogleスプレッドシートで操作します。

  1. 色を付けたい範囲を選ぶ。 見出しを除いた A2:D100 を選びます。A列からD列まで指定するので、期限セルだけでなく案件名や担当も同じ色になります。
  2. カスタム数式を選ぶ。 「表示形式」→「条件付き書式」を開きます。「セルの書式設定の条件」で「カスタム数式」を選びます。
  3. 次の式を貼り付ける。 書式設定のスタイルで淡いオレンジなどの背景色を選び、「完了」を押します。
=AND(ISNUMBER($C2),$C2<TODAY(),$D2<>"完了")

この式は、C列が数値として入った日付で、シート上の今日より前で、D列が「完了」以外の場合に色を付けます。Googleスプレッドシートでは日付を数値で扱うため、ISNUMBER($C2) を加えると空欄や文字列を除けます。

$C2 と $D2 は列だけを固定しています。3行目では C3 と D3 を見に行くので、各行を個別に判定できます。たとえばデータが5行目から始まる表では、範囲を A5:D100 にし、式も $C5 と $D5 に合わせます。

5件の例で、色が付く行を確認する

シート上の今日が 2026年11月6日 の場合、色が付くのは「見積もりを返す」の1行です。2行目の状態を「完了」に変えると、その行の色も外れます。

判定したいケース 結果
11月5日が期限で未着手 行に色が付く
11月5日が期限で完了 通常の表示
11月6日が期限で対応中 通常の表示
11月9日が期限で未着手 通常の表示
期限が空欄 通常の表示

期限当日から色を付けたい場合は、式の $C2<TODAY() を $C2<=TODAY() に変えます。これで、例の「納品日を連絡する」も対象に入ります。

色が付かない、または別の行に付くとき

  • 期限を入れたのに色が付かない。 空いているセルで =ISNUMBER(C2) を試します。日付のつもりで入力して FALSE になる場合は、対象セルに日付を入れ直します。C列は期限用にし、日付以外の数値を混ぜないようにします。
  • 完了済みの行にも色が付く。 状態が「対応済み」などの別表記になっていないか確認します。チームで使う場合は、状態の選択肢を「未着手」「対応中」「完了」にそろえると判定が揃います。
  • 色が1行ずれる、または新しい行が対象にならない。 適用範囲の先頭行と数式の行番号をそろえます。101行目以降まで管理する場合は、適用範囲の末尾も広げます。
  • 日付が変わっても表示が前日と同じ。 TODAY() はシートが最後に再計算された日付を使います。「ファイル」→「設定」でタイムゾーンと計算の設定を確認します。

まずはサンプルで、期限が昨日の未着手行に色が付き、その行を完了にすると色が外れることを確かめてから、普段の管理表に適用すると分かりやすくなります。

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参照した公式情報

情報確認日 2026年11月6日