HSBCゴールドトークンの詳細とペーパーゴールドとの違い:投資家にとってのメリットとデメリット

ゴールドは安全資産として現在まで多くの投資家に注目されている金融資産のひとつとなりますが、今回、HSBCより新しい投資方法として個人投資家向けに「ゴールドトークン」が発表されました。今回は、ゴールドトークンの詳細やメリット・デメリット、そしてペーパーゴールドとの違いについて詳しく解説します。

※解釈が異なる可能性がありますので、詳細はHSBCホームページをご確認ください。

HSBCゴールドトークンとは?

HSBCゴールドトークンは、実際のゴールドバーの部分所有権をデジタル化してトークンとして表現した金融商品です。これは物理的なゴールドバーを購入するのとは異なり、投資家はゴールドの部分所有権を保有することになります。このトークンはHSBCのオンラインプラットフォームでのみ取引が可能で、所有権の記録は分散台帳技術(DLT)を使用して行われます。

主な特徴

  • 発行者: The Hongkong and Shanghai Banking Corporation Limited
  • 取引単位: 0.001トロイオンスのロコロンドンゴールド
  • 通貨単位: 米ドル(USD)での価格が香港ドル(HKD)に換算される
  • 取引チャネル: HSBCオンラインバンキングおよびHSBC HKアプリ
  • 取引時間: 24時間365日取引可能だが、ゴールドの取引時間外の取引には最大5%の銀行マージンが適用される

HSBCゴールドトークンのメリット

  1. 部分所有権の取得: 投資家は実際のゴールドバーの小さな部分を所有することができ、少額から投資を始めることが可能です。
  2. オンライン取引の利便性: HSBCのオンラインバンキングおよびモバイルアプリを通じて24時間365日取引ができるため、時間や場所に縛られずに取引が可能です。
  3. 透明性と記録保持: 分散台帳技術(DLT)を使用して所有権の記録と透明性が確保されているため、信頼性が高いです。
  4. 流動性: ゴールドの取引価格がリアルタイムで更新されるため、必要な時に迅速に売却することができます。
  5. 保管リスクの軽減: ゴールドはHSBCの指定保管庫で安全に保管されるため、投資家は物理的な保管やセキュリティリスクを気にする必要がありません。

HSBCゴールドトークンのデメリット

  1. 非保本: 投資は元本保証がなく、ゴールドの価格変動によっては投資額を全て失うリスクがあります。
  2. 物理的な引渡し不可: 投資家は実際のゴールドバーを受け取ることができず、常に部分所有権として保持することになります。
  3. 市場リスク: ゴールドの価格は政治的および経済的要因により大きく変動し、これが投資価値に直接影響します。
  4. 取引手数料: ゴールド取引時間外に取引する場合、高い銀行マージン(最大5%)が適用されるため、取引コストが高くなります。
  5. システムリスク: オンラインシステムや分散台帳技術の障害により、取引の遅延や中断が発生する可能性があります。
  6. サイバーセキュリティリスク: 分散台帳がサイバー攻撃の対象となり、所有権の記録や取引に影響を与える可能性があります。

ペーパーゴールドとの違い

ペーパーゴールドとは、実際のゴールドを保有せず、金価格に連動する金融商品(証書)を取引する形式を指します。HSBCゴールドトークンとの主な違いは以下の通りです:

所有権の形態

  • ペーパーゴールド: 実際のゴールドの所有権はないが、金価格に基づく価値を持つ証書を保有。
  • HSBCゴールドトークン: 実際のゴールドの部分所有権を持ち、DLT上に記録される。

引渡し

  • ペーパーゴールド: 実際のゴールドの引渡しはない。
  • HSBCゴールドトークン: 実際のゴールドの引渡しはないが、部分所有権を持つ。

保管とセキュリティ

  • ペーパーゴールド: ゴールドの実物を保管する必要がないため、保管リスクはないが、発行体の信用リスクがある。
  • HSBCゴールドトークン: ゴールドはHSBCの指定保管庫で保管され、保管リスクが軽減されるが、HSBCやその保管庫の信用リスクが存在する。

取引の透明性

  • ペーパーゴールド: 価格設定や取引の透明性は発行体に依存。
  • HSBCゴールドトークン: 分散台帳技術を使用し、所有権と取引の透明性が確保されている。

HSBCゴールドトークンは、部分所有権を持つことで少額から投資を始められる利点がありますが、物理的な引渡しができず、市場リスクやシステムリスクが存在します。ペーパーゴールドとの違いは、所有権の形態と保管方法にあります。投資を検討する際は、これらのメリットとデメリットを十分に理解した上で判断することが重要です。

ゴールドトークン購入の適格要件

HSBCゴールドトークンを取引するには、以下の条件を満たす必要があります:

  1. アクティブなHSBC HK投資アカウント: HSBC香港の投資アカウントを保有していること。
  2. 香港の住所: HSBCに登録された香港の居住住所が必要です。

以下の条件に該当する場合、購入資格はありません:

  • 米国市民、米国居住者、または米国の納税者
  • 米国の国籍または米国の住所(主な郵送先、居住地、または事業住所が米国にある場合)

どちらを選ぶべきか?

ゴールドトークンが適している人

  • デジタル資産に興味がある投資家: ブロックチェーン技術やデジタル投資に関心がある人に最適です。
  • 少額投資を希望する人: 小規模な投資から始めたい人には、部分所有権が有利です。
  • オンラインでの取引を好む人: 24時間365日、柔軟に取引を行いたい人に向いています。

ペーパーゴールドが適している人

  • 低リスクを好む投資家: 物理的な保管や管理が不要なため、シンプルで低リスクな投資を希望する人に適しています。
  • 流動性を重視する人: 短期的な投資や頻繁な取引を行う人に最適です。
  • 物理的なゴールドの保有に関心がない人: ゴールドを投資資産として考え、所有そのものにこだわらない人に向いています。

まとめ

ゴールドトークンとペーパーゴールドは、それぞれ異なる投資ニーズに応じた特長を持っています。デジタル資産や少額投資、オンライン取引の利便性を重視する場合はゴールドトークンが適しており、シンプルで低リスク、流動性を重視する場合はペーパーゴールドが適しています。どちらの投資方法が自身の投資目標やリスク許容度に最適かをよく考慮し、最適な投資方法を選択しましょう。

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