住信SBIネット銀行 vs ソニー銀行徹底比較!金利・手数料・使い勝手を解説

私はこれまで、住信SBIネット銀行とソニー銀行を用途に応じて使い分けて利用してきましたが、2025年3月3日よりソニー銀行がApple Payに対応しました。これを機に、改めて両銀行の比較情報を整理し、ご紹介したいと思います。

なお、本記事の内容は現時点の私個人の見解に基づくものであり、今後サービス内容が変更される可能性があります。最新の情報や詳細については、各銀行の公式サイトをご確認ください。

2行に共通するメリット

最大のメリットは、他行への振込手数料やATM出金手数料の無料枠が設けられていることではないでしょうか。一般的な銀行では、他行への振込や、指定外のATMでの出金時に数百円の手数料がかかることが多く、長期間利用するほど大きな負担になります。さらに、土日祝日や時間帯によっては、追加手数料が発生する場合もあります。

その点、住信SBIネット銀行とソニー銀行では、口座残高などの条件に応じたランク制度が導入されており、ランクが上がるほど無料回数の特典が増える仕組みになっています。また、提携ATMとしてセブンイレブンATMを利用できるため、全国どこでも気軽に出金できるのも大きな魅力です。

さらに、銀行の窓口やATMで長時間並ぶストレスもなく、スムーズに取引できるのも、ネット銀行ならではのメリットといえるでしょう。

口座残高が300万円以上の場合の2行の比較

各銀行ではさまざまな条件で口座ランクが決まりますが、今回は口座残高が300万円以上の場合に限定して、比較してみました。

比較項目住信SBIネット銀行ソニー銀行
月あたりのATM出金無料回数月10回まで無料月7回まで無料
月あたりの他行への送金無料回数月10回まで無料月4回まで無料
ことら送金対応有無
デビットカードのキャッシュバック率0.8%1.0%
Apple Pay対応有無2025/3/3より◯
デビットカードリアルカード対応有無
デビットカードの提携会社(Visa/Master)Mastercard*¹Visa
普通円預金の利回り0.2%0.2%
1年定期預金の利回り0.275%*⁴0.80%
アプリ内での目的口座作成有無あり(最大10個まで)なし
*¹ VISAも選択できますが、キャッシュバック率が0.6%になります。*² 口座残高が300万円未満の場合、キャッシュバック率が0.5%になります。*³ 期間限定のキャンペーン金利です。*⁴ 100万円未満の預け入れの場合の金利です。

住信SBIネット銀行は、入出金の利便性や資金の仕分け機能が充実しているため、日常的なお金の管理がしやすいのが大きなメリットです。一方で、定期預金の利回りやデビットカードのキャッシュバック率といった「お金を増やす」面では、ソニー銀行が有利な点が目立ちます。

日々の取引のしやすさを考えると住信SBIネット銀行をメインに使いたいところですが、資産を増やすことを考えるとソニー銀行にも魅力があります。どちらをメインにするか、または併用するかは、目的に応じた使い分けがポイントになりそうですね。

ちなみに、他の銀行では、普通預金の金利が0.1%というところもあります。住信SBIネット銀行やソニー銀行では2倍の金利となっていますので、現在ご利用されている銀行の普通金利が分からないという方はすぐにチェックしましょう。

日本国内の銀行間で24時間365日、即時かつ手数料が安く送金できる新しい送金サービスです。2022年10月に「ことら株式会社」が提供を開始しました。

ことら送金の特徴

  1. 24時間365日リアルタイム送金
    • 銀行営業時間に関係なく、即時に送金が完了します。
  2. 低コスト・無料で送金できることが多い
    • ことら送金に対応している銀行同士なら、個人間の少額送金(1万円以下)は無料または低コストで送れる場合が多い。
  3. 口座番号が不要(電話番号だけで送金可能)
    • 携帯電話番号やメールアドレスだけで送金できるため、口座番号を知らなくても送金できる。
  4. 主要な銀行が対応
    • 住信SBIネット銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、楽天銀行など、多くの銀行が対応。

ことら送金の利用方法

  • 各銀行の公式アプリインターネットバンキングから「ことら送金」を選択し、送金手続きを行います。

ことら送金のメリット・デメリット

メリット

送金手数料が安い(1万円以下なら無料の銀行が多い)
送金スピードが速い(即時着金)
口座番号不要(電話番号だけで送金可能)

デメリット

すべての銀行が対応しているわけではない(対応銀行は増えているが、未対応の銀行もあり)
法人向けの利用は制限がある(基本的に個人間送金向け)

賢い銀行の使い分け術

それぞれの銀行のメリットを活かしながら、賢く使い分けることをおすすめします。

  • 月々の生活費やメインの預金の置きどころ → ソニー銀行
  • 目的が決まった資金の置きどころ → 住信SBIネット銀行

やはり、お金を増やすという視点で考えると、高い利回りが期待できるソニー銀行にメインの資金を置くのが合理的でしょう。さらに、デビットカードのキャッシュバック率もソニー銀行の方が高いため、普段の生活で使う決済カードとしても適しています。今回、Apple Pay対応となりましたので、更に便利になりましたね。

一方で、住信SBIネット銀行は「目的別口座」の作成が可能なため、車検費用や家賃更新費など、特定の目的に応じた資金管理には非常に便利です。資金を分けて管理することで、お金の流れを把握しやすくなり、計画的に貯蓄を進めることができます。また、無料送金回数が多い為、支払い関連の資金も住信SBIネット銀行が良いでしょう。

つまり、資産の増やしやすさを重視するならソニー銀行、目的別に資金を整理して管理したいなら住信SBIネット銀行という使い分けが理想的ではないでしょうか。


いかがでしたでしょうか。これまで、特に何も考えずに今まで使っていた銀行を継続利用されている場合は、利回りや使いやすさなどを考慮し、お金の置きどころを再検討することで、生活の向上につながるのではないかと思います。

また、定期預金や普通預金の金利、デビットカードのキャッシュバック率などの条件は日々更新されるため、常に最新の情報をチェックすることが重要です。

この記事が、皆様のお金の管理に役立つ情報となれば幸いです。

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