【続編】ゴールド価格4,200ドル到達。追加投資を止めても「保有し続けた判断」が大きなリターンを生んだ話(2025年版)

2021年8月から始めたゴールド投資。3年が経過した2024年には、1,750ドルでスタートしたゴールドは2,500ドルを突破し、私は当時の記事で以下のような投資方針の見直しを行いました。
- ゴールド積立の停止
- 既存保有分の継続
- ゴールドの追加投資を控えた分で日本円現金資産を増やす
それから1年。2025年現在、ゴールド価格は4,200ドルに到達しました。追加の積立は停止していたものの、既に積み上げがあった為、しっかりと恩恵をうけることができました。

2024年に積立を停止した理由を振り返る
2024年当時、ゴールドは3年間で大幅に上昇し、目標値の2,500ドルに到達しました。判断の軸は以下の通りです。
- 必要以上にリスクを取る理由がなかった
- 主要資産クラスがすべて高値圏で判断が難しい局面だった
- 過去の暴落経験から、過度な楽観は避けるべきと考えた
そのため、「積立停止・保有継続・円へのシフト」という選択を取りました。
後悔ゼロでいられる理由
ゴールドが4,200ドルに到達した今も、私には一切の後悔がありません。その理由は以下の通りです。
- 未来の価格を予測するために投資しているわけではない
- 2024年の時点で合理的な判断をしたと確信している
- 追加投資を続ければ、高値掴みのリスクが大きかった
- 既存保有分が急騰の恩恵をしっかり受けてくれた
「リスクを増やさず、リターンだけを取れた」という理想的な形になりました。
ゴールドはなぜ4,200ドルに上昇したのか?
- 米国の利下げによるドル安圧力
- インフレ長期化による価値保存需要
- 地政学リスクの継続
- 中央銀行の金購入が歴史的高水準
今後のゴールド戦略
- 新規積立は行わない(高値圏のため)
- 引き続き、日本円現金資産を増やす
- ゴールドの役割を「攻め→守り」へ見直す
本来の自身の意向であれば、ゴールド投資分を少しずつ取り崩して日本円現金資産に徐々に移動させることが理想ではありますが、商品の特性上、一部取り崩しにより発生する手数料が多い為、今後もゴールドの追加投資を行わず、日本円資産を増やすことで実質的にゴールド保有割合を減らす選択としております。
また、株式投資や外貨投資など、様々な投資に方針を変えるという選択肢もありますが、昨年に引き続き割高圏で推移している為、一部個別株式を除き落ち着くまでは控える方針です。
株式・ドル・円の比較(2025年)
- 株式:強いが割高圏
- 米ドル:利下げでピーク感
- 日本円:割安で安全資産として機能
そのため私は、2024年から引き続き「日本円の割合を増やす」スタンスを取っています。
まとめ:投資で最も大切なのは「当てること」ではない
2024年の判断は、結果的に「リスクは抑え、リターンは確保する」という最良の形になりました。
投資の成功は“予想を当てること”ではありません。
投資の成功は“破綻しないこと”です。
今後も攻める時は攻め、守る時は守る、メリハリのある投資を続けていきたいと思います。





































