HSBC ※解約(閉鎖)する前にお読みください
せっかく香港まで行って作ったHSBC口座。「開設していままで一度も利用していないし、必要かどうかもうわからないので整理したい」「香港で駐在員として働いていたけど帰任・帰国するので不要になった」などの理由で口座を解約(閉鎖)したいとお考えの方がいらっしゃるかと思います。本当に口座を解約しても良いのか?まずはこちらの記事をお読みいただき、口座をご解約されるかどうかをご決定いただければと思います。
HSBCとは?
HSBCは「The Hongkong and Shanghai Banking Corporation Limited」を略して言われており、1865年にスコットランド国籍のトーマス・サザーランドによって設立された銀行です。ブランドファイナンスによるHSBCの世界ランキングは11位となっております。(参照元:BRAND FINANCE BANKING 500 2020)※三井住友銀行は22位、三菱UFJ銀行は32位にランクインしておりました。使用可能言語は香港現地の広東語と英語、中国語の3言語となっており、取り扱い通貨は12種類となっております。
HSBCを保有するメリット
- 日本国外で外貨を保有できる
- 両替、国内外送金が自由自在
- 格付けの高い銀行で資産保全できる
- 多通貨を一元管理できる
- 書類郵送先を世界中指定できる
- 口座にあるお金を世界中のATMで現地通貨で引き出せる
HSBCを保有するデメリット
- 2年間利用しなかった場合、口座が凍結する
- 全て日本語に対応していない
- 日々銀行が進化しており、ネットバンキングの使い方やデザインが変わることがある
- カード紛失、再発行など緊急時に日本語が使えない
- Webでの作業が多いのでアナログの方に向かない
海外積立ファンドをされている方
中には海外積立ファンドにご契約される際に満期や解約時の受け皿としてセットで口座開設をされた方もいらっしゃるかと思います。HSBCに送金することも可能ですが、資金を日本でご利用される場合は直接日本にご送金された方が安く済むケースが多いです。
税金面に関しましては、日本居住者であればどの国でお金をお受け取りされても日本にお支払いいただく必要がありますので特に国を分ける必要はないかと思います。また、元本割れしている場合は税金は発生しません。
為替を心配される場合は、日本の銀行にドル口座を開設されてお受け取りいただくことも可能なので、海外投資ファンドをしているからHSBCの銀行口座を保有しておかなければならないということはありません。
香港駐在員でご帰国・帰任される方
HSBCの口座は上記のメリット、デメリットがありますが、日本にご帰国された際はご利用されない口座になってくると思いますので資金を全て日本に送金されることもご検討いただいても良いと思います。
香港駐在中にしか入れない香港保険などの契約をされる場合は、満期時のお受け取りの際に便利なので解約せずに保有された方が良いです。
香港の保険は代理店を通じて購入しても直接メーカーから購入しても保険料は変わりませんので、日本語サポートがある代理店を通じてご契約されることを推奨いたします。
まずはオンラインセミナーなど受講して香港の保険が必要かどうかご検討されてからご契約されてください。HSBCのことなどもポイントを絞って教えてくれます。
香港のCauseway Bay(銅鑼湾)にある日系保険ブローカー:Insurance110 Co., Ltd.(通称:ワンテン香港)
現地のお金を日本に格安送金する方法はこちら
HSBC口座を解約するかどうかのポイント
HSBC口座は世界有数の銀行口座で日本からでもインターネットバンキングを通じてご利用いただくことができて、通貨の両替、国をまたいだ送金、書類の送付が可能となりますので、グローバルに仕事をされている方には必要不可欠な銀行口座だと思います。
一方、日本を生活の拠点とされており、英語やパソコンが苦手という方にとってはストレスしかない銀行口座となるのでご解約を検討された方が良いと思います。
解約するかどうかのポイントとしましては言語となります。英語ができない、これから学習される予定もないという方はご解約を選択されても良いかと思います。
HSBC口座解約サポートのご案内
当ブログでは、HSBCの口座解約サポートも行っております。詳細に関しましては下記の記事をご覧ください。
いかがでしたでしょうか?これから保有しているHSBC口座をどうしたら良いのか参考となりましたでしょうか?もし、もっと細かいご質問などございましたら、下記フォームよりお気軽にご相談ください。