HSBC登録の住所、携帯電話番号、Eメールアドレス等の重要性（超詳細版）

2022年7月13日

香港赴任者のほぼ99%が給与受取口座として保有しているHSBC口座ですが、この記事ではなぜHSBC登録の住所、携帯電話番号、Eメールアドレス、ID番号、署名が重要なのかの詳細をお伝えしたいと思います。もし、香港から帰国したにも関わらず香港の情報のままにされている方は要注意です。

HSBC登録の住所の重要性

HSBCからは香港国内外問わずおおよそどこの国にも書類の郵送が可能であることが特徴的です。例えばATMカードが有効期限切れになったり、紛失した際は新しいATMカードが郵送されることになりますが、住所が異なっていた場合、受け取りできないという問題が発生します。HSBCからの郵送物で重要なものは次の通りです。

1. ATMカード
2. クレジットカード
3. セキュリティデバイス
4. ATMカード暗証番号再発行
5. フォンバンキング暗証番号再発行

暗証番号系はきちんと覚えておけば問題ありませんが、カード系は有効期限がありますので住所を最新の状態にするのはHSBCをご利用される上で必須だと言えます。

HSBC登録の携帯電話番号の重要性

いやいや、携帯電話番号とか特に重要ではないでしょ、、、とお考えの方も多いと思います。日本の銀行の場合は口座開設時から一度も変更したことがなくてどの番号が登録されているのかも分からない状態でも何とかなる場合が多いです。しかし、HSBCの場合は超重要です。HSBCのお手続きで携帯電話番号が必要な場面は次の通りです。

1. 新しいPCでインターネットバンキングにログインする時
2. モバイルアプリ（モバイルセキュリティキー）登録時
3. フォンバンキング登録時
4. HSBCとの通話時の本人確認時
5. HSBCからのSMS通知（お手続き完了メール等）

なぜインターネットバンキングにログインするために携帯電話番号は必要になるのか？と疑問に思うところですが、通話の為だけでなく、SMS通知にてパスコードを受け取る動作で携帯電話番号が必要となるケースがございます。最近、インターネットバンキングログイン方法が変更となっており、新しいPCからログインする際はSMSパスコードの受け取りが必要となっております。意外とこのSMSパスコードが重要となっており、これをクリアできなかった場合は次のステップに進むことができないケースがほとんどです。

Eメールアドレスの重要性

Eメールアドレスは携帯電話番号の次に重要な情報となります。HSBCのお手続きで必要となる場面は次の通りです。

1. モバイルアプリ（モバイルセキュリティキー）登録時
2. HSBCからのお知らせ

2020年4月を持ってセキュリティデバイスの新規発行が終了しており、スマートフォンアプリでセキュリティコードを発行する形式に変更されております（一部特殊ケースを除く）その登録を完了させるためにはEメールで受け取ったパスコードを入力する必要がありますので、Eメールアドレスは必須となります。セキュリティコードは、インターネットバンキングから送金、個人情報の変更、送金限度額設定、海外ATM出金限度額設定などで必要となりますのでHSBCをご活用される上で重要な情報となります。

ID番号の重要性

ID番号はパスポート番号や香港ID番号が該当します。パスポート番号でご登録されている場合は既に有効期限切れとなっている場合もあると思いますが、現状有効期限切れの情報でもOKであり、重要なポイントとしましては何のID番号を登録していたか？ということになります。この番号はHSBCに問い合わせしても教えてもらえず、ID更新手続きも現地でしか行うことができない為、日本居住者でID番号が分からない場合はかなり厳しい状況となってしまいます。ID番号が必要なケースは次の通りです。

1. 書類で個人情報変更手続き（住所、携帯電話番号、Eメールアドレス）
2. 書類でATMカード再発行

ATMカード再発行はID番号が分からなくても最悪インターネットバンキングか電話でどうにかなりますが、個人情報変更手続きはインターネットバンキングで行えますが電話ではお手続きいただくことができません。インターネットバンキングで個人情報変更手続きを行うためにはセキュリティコードが必要となりますが、モバイルアプリもしくはセキュリティデバイスのセキュリティコードが必要となり、モバイルアプリに登録する為には携帯電話番号、Eメールアドレスが必要となりますので、実質お手続きが不可能となってしまいます。
※HSBCの支店窓口でID番号変更手続きが必要となります。

旧パスポート番号の確認方法

旧パスポート番号で登録しているのは間違いないけど、もうパスコードを捨ててしまっていてパスポート番号が分からない・・・といった方でしたら何とか救済できるかもしれません。こちらの記事をご覧ください。

出典：外務省ホームページ

署名の重要性

署名は書類お手続きを行う上でほぼ全部の書類で必要となります。

よく書類お手続きでご署名をお願いした際に「署名は漢字フルネームですか？」とご質問をいただきます。真面目に回答すると、署名はどのような形状でも大丈夫で、漢字でもひらがなでローマ字でも絵でも何でもOKであり、漢字だったとしても明朝体なのか？ゴシック体なのか？癖字なのか？でHSBCが違うと判断してしまった場合は署名不一致でお手続きをキャンセルされることがあります。日本でも同じ漢字の印鑑でも別の印鑑だったら駄目ですよね。それと同じです。

どうしても分からない方に関しましては、ほとんどの日本人は漢字フルネームで署名されていることが多いことと、漢字の書き方の癖はそんなに変わるものではありませんので、漢字フルネームでトライしていただければ良いと思います。最悪の場合はお手続きに行き詰まることになってしまいます。

※特に個人情報変更手続きで署名不一致となると大変厳しい状況となり、HSBCの支店窓口で署名変更手続きが必要となります。

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いかがでしょうか？重要なことなので是非頭の片隅にでも置いていただけましたら幸いです。細々したことが苦手な方はお手伝いしますのでLINEでご相談ください(^^♪