オフショア投資は儲からないのか?
私は知る人ぞ知るオフショア積立投資を2010年より開始しており、現在まで積立を継続してきました。色々なサイトで『手数料が高い』『解約方法』『譲渡方法』など掲載されており、やはり一般の人たちにとって海外に資産を預けて運用するということは非常に不安なことなんだと改めて感じました。今回、私の契約分の運用状況を赤裸々に公開したいと思います。
※日本金融庁に登録されていない商品の為、販売することはできませんのでご了承ください。あくまで自身の運用に関する情報の公開までとなります。
積立開始当初
年利18%で運用したら満期時には余裕で1億円を超えるといったようなセミナーを香港で受けて、当時ギリギリ積み立てれるかどうかの金額で積立を開始しました。今考えると恐ろしい契約をしたと思います。
積立投資は長期的に行うことで運用効率が良くなる仕組みになっておりますので、早期解約をしてしまうと大幅に元本割れしてしまいます。しかも積立開始から約2年間分は投資先の会社の満期までの管理コスト分となりますので2年間積立を頑張った後にすぐに解約しようとすると受け取れる金額はほとんどありません。そのような事前の説明をきっちり受けたかどうかは正直わからないです。
積立開始から5年が経過で大損失
プロが運用してくれているはずの投資でしたが、結果、総拠出額の20%元本割れした運用となっておりました。数十年後に1億円を獲得するために無理をして投資を継続していたのに増えるどころか元本割れという結果に苛立ちを隠しきれませんでした。矛先をプロの運用マネージャーにあてても1円もお金は返ってきませんので、正直ここで良い勉強になったと思ってやめても良いかなと思いましたが、どうせ勉強するなら自分で運用してやれ!と気持ちを切り替えて2015年より個人運用を開始しました。恐らく当商品で当初個人運用を始めたのは私くらいだったのではないでしょうか?
ゴールド(金)ファンド100%投資
個人運用に切り替えてからすぐに金ファンド100%運用に切り替えました。なぜかというと、投資会社のファンドリストのリアルタイムチャートを1つずつ確認していきましたところ、金ファンドは過去の実績からみてもかなり底値をついている状況だったからです。長期投資だから少しぶれてマイナスになったとしても10年もすれば取り戻すだろうと思い、個人運用のメリット(分散投資ではなく一点張り投資)を行いました。恐らく当初この投資手法をしたのは私くらいじゃないでしょうか(笑)今考えるとこれも無謀な挑戦でした(笑)
ぐんぐん時価総額が上昇
2016年8月まで金一点張りで投資を継続したところ、総拠出額に対して80%だったのが105%まで増えました。年利20%を越えた運用に成功することができました。さすがにこれは伸び過ぎだろうと考えて様々なスイッチングを試してみては値動きのチェックを毎日欠かさず行うようにしていきました。※2020年現在までゴールドファンドに一点張りで投資を継続していたら資産が2.5倍まで膨らんでいたと思うと悔やまれますが、さすがに予想できませんでした(笑)
2019-2020年の運用
今までで一番スイッチングの回数が多い年となりました。SP500、Nasdaq、Goldが青天井で上昇するので途中で固い決意で利確したものの、もうババを引くまで投資してやれという気持ちに途中から変わり、テクノロジーファンドを中心に強気の運用に戻しました。色々ありましたが2020年9月までで総拠出額に対して130%まで実績を伸ばすことができました。コロナショックを無視して上昇し続ける相場をいまだに私は理解できておりませんが、、
現在の運用
米国大統領選挙を目前に控えておりますのでリスクを回避するために全額USDキャッシュファンドにスイッチングしました。今までは上がれ上がれと思っておりましたが、今はUSDキャッシュファンドにしておりますのである程度、相場が冷えることを願っています。冷えてくれたらまた投資を再開しようと思っております。
まとめ
賛否両論のオフショア投資ですが、個人的には「儲かる投資」だと思います。続ければ続けるほど手数料の負担を感じなくなり、自由気ままに色々なファンドに投資することができます。ファンド内容も中身を見れば様々な特色があり非常に面白いです。また、継続積立をいているからというのもありますが、最近は複利の力をバシバシ感じております。積立開始当初は騙されたなどと思っておりましたが、今では1億円も運用次第では夢じゃないのではないかと思っております。もし、今オフショア投資をされている方がいましたら、10年以上は継続してみてください。そうでないと本当の良さはわからないと思います。
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